飲食店のFL比率・原価率計算 / 読みもの
業態別ベンチマーク

飲食店の原価率・FL比率は
業態別でいくら?目安一覧

「うちの原価率、高すぎる?」は業態を無視して比べても意味がありません。寿司専門店と喫茶店では、健全な原価率の水準がそもそも違います。ここでは9業態の原価率・人件費率・FL比率の目安を一覧にし、複数の情報源で数値が一致しているものと、単一の情報源しかない・データが薄いものを区別して示します。

最終更新:2026-08-03(数値の一次収集日:2026-07-06)

業態別の目安一覧

下の帯は一般的な目安レンジです。立地・客単価・業態内の細分(例:高級寿司 vs 回転寿司)によって適正範囲は変わるため、まず自分の店の実数値を出してから、目安と照らし合わせてください。

業態原価率人件費率FL比率確度
居酒屋28〜38%25〜32%55〜66%複数ソース一致
カフェ・喫茶店20〜35%25〜36%50〜60%複数ソース一致(業態内の幅が広め)
ラーメン店28〜42%25〜30%60〜65%複数ソース一致
焼肉店35〜50%20〜28%55〜63%要確認(人件費率は「目標20〜25%」と「実績平均28%」で開きあり)
イタリアン・洋食30〜45%27〜30%60〜65%要確認(人件費率データは薄め)
和食34〜38%25〜30%60〜63%中程度の確度
寿司専門店36〜55%24〜30%65〜73%要確認(回転寿司チェーン実績70〜73%を含み幅が広い)
ファストフード35〜45%20〜30%60〜65%要確認(ソース間で食い違いあり)
バー15〜28%20〜32%45〜60%要確認(人件費率は単一推定)

「その他・汎用の目安」として、業態を問わずFL比率60%以下が健全ラインとされることが多い、という一般論もあわせて参考にしてください。

この目安の使い方

  1. 自分の店の売上・原価・人件費から、原価率・人件費率・FL比率を実際に出す(下のツールで自動計算できます)。
  2. 上の表で自分の業態の帯を確認する。
  3. 帯の範囲内なら「業態として無理のない水準」、上に外れていれば原価または人件費のどちらが要因かを、まず切り分ける。

確度の低い業態(要確認タグ)ほど、目安を絶対視しないことが大切です。特に焼肉・寿司・ファストフードは、情報源によって数値の幅が大きく出ています。同業態でも客単価帯・仕入れ形態(当日仕入れ vs セントラルキッチン)で大きく変わるため、目安はあくまで「大きく外れていないかの一次チェック」として使ってください。

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※ 本記事の目安レンジは、一般に参照される業界水準を業態ごとに集約した参考情報であり、当社が独自に算出した数値ではありません。個別の経営判断・税務上の取扱いを保証するものではないため、詳しい経営相談は専門家にご確認ください。数値は今後の再調査で更新される場合があります。