「うちの原価率、高すぎる?」は業態を無視して比べても意味がありません。寿司専門店と喫茶店では、健全な原価率の水準がそもそも違います。ここでは9業態の原価率・人件費率・FL比率の目安を一覧にし、複数の情報源で数値が一致しているものと、単一の情報源しかない・データが薄いものを区別して示します。
下の帯は一般的な目安レンジです。立地・客単価・業態内の細分(例:高級寿司 vs 回転寿司)によって適正範囲は変わるため、まず自分の店の実数値を出してから、目安と照らし合わせてください。
| 業態 | 原価率 | 人件費率 | FL比率 | 確度 |
|---|---|---|---|---|
| 居酒屋 | 28〜38% | 25〜32% | 55〜66% | 複数ソース一致 |
| カフェ・喫茶店 | 20〜35% | 25〜36% | 50〜60% | 複数ソース一致(業態内の幅が広め) |
| ラーメン店 | 28〜42% | 25〜30% | 60〜65% | 複数ソース一致 |
| 焼肉店 | 35〜50% | 20〜28% | 55〜63% | 要確認(人件費率は「目標20〜25%」と「実績平均28%」で開きあり) |
| イタリアン・洋食 | 30〜45% | 27〜30% | 60〜65% | 要確認(人件費率データは薄め) |
| 和食 | 34〜38% | 25〜30% | 60〜63% | 中程度の確度 |
| 寿司専門店 | 36〜55% | 24〜30% | 65〜73% | 要確認(回転寿司チェーン実績70〜73%を含み幅が広い) |
| ファストフード | 35〜45% | 20〜30% | 60〜65% | 要確認(ソース間で食い違いあり) |
| バー | 15〜28% | 20〜32% | 45〜60% | 要確認(人件費率は単一推定) |
「その他・汎用の目安」として、業態を問わずFL比率60%以下が健全ラインとされることが多い、という一般論もあわせて参考にしてください。
確度の低い業態(要確認タグ)ほど、目安を絶対視しないことが大切です。特に焼肉・寿司・ファストフードは、情報源によって数値の幅が大きく出ています。同業態でも客単価帯・仕入れ形態(当日仕入れ vs セントラルキッチン)で大きく変わるため、目安はあくまで「大きく外れていないかの一次チェック」として使ってください。
日々の売上・原価・人件費データを貼り付けるだけで、原価率・人件費率・FL比率・営業利益を自動計算し、この記事と同じ業態別の目安レンジと並べて表示します。手入力・登録不要、データはブラウザ内処理で送信されません。